7月24日(月)建設国保の第95回組合会を神戸市勤労会館で、組合会議員47名を含む総勢86名で開催し、事業報告・決算報告などの議案が承認されました。前年度同様、後期高齢者医療制度や介護保険制度など他の制度への負担が32%を超える中、単年度収支はかろうじて黒字決算となりました。
母体労働組合では組織拡大強化月間を設けるなど、日々、組合員数の拡大に努めていますが、年間平均は355人減の3万5,102人になりました。
被保険者一人当たりの医療費は16万7,651円(前年度比0.14%減)、受診率は67.78%(同0.10減)となり、前年度並みとなりました。【表1】 建設国保全体の医療費が増えないよう、レセプト点検の徹底やジェネリック医薬品(後発医薬品)利用促進通知を年3回発送しました。 また、中長期的な医療費節減をめざし、集団健診や人間ドックに対する補助事業を実施しました。
じん肺・石綿関連疾患早期発見のため、健診受診の組合員1万926人の胸部エックス線写真の再読影を行い、有所見者1,023名(9.4%)に結果通知を送付しました。【表2】 今年度は2名の労災申請が認められ、被害者への支援と、318万円余りの医療費節減につながりました。
40歳以上を対象とした特定健診は、4万7,419人中1万4,637人の被保険者が受診し、受診率は30.9%(前年度30.0%)にとどまりました。 前年度同様、未受診の方に個別案内通知を発送したり、家族被保険者を対象に国保連合会登録の保健師から電話による受診案内などで受診率向上に取り組みましたが、さらなる周知徹底と創意工夫が必要です。