7月25日(月)、建設国保の第93回組合会を神戸市勤労会館で、組合会議員45名を含む総勢83名で開催し、事業報告・決算報告などの議案が承認されました。組合員数が伸び悩む中、後期高齢者医療制度や介護保険制度など他の制度への負担増に加え、予想を上回る医療費の伸びにより、単年度収支は前年度に引き続き赤字となりました。
母体労働組合では組織拡大強化月間を設けるなど、日々、組合員数の拡大に努めていますが、年間平均は390人減の3万5,457人になりました
被保険者一人当たりの医療費は16万7,886円(前年度比3.9%増)、受診率は67.9%(同1.5%増)となり、伸び続けています。 建設国保全体の 医療費が増えないよう、レセプト点検の徹底やジェネリック医薬品(後発医薬品)利用促進通知の発送をしました。 また、中長期的な医療費節減をめざし、集団健診や人間ドックに対する補助事業を実施しました。【表1】
じん肺・石綿関連疾患早期発見のため、組合員1万764人の胸部エックス線写真の再読影を行い、有所見者1,115名(10.36%)に結果通知を送付しました。【表2】 今年度は3名の労災申請が認められ、被害者への支援と、250万円余りの医療費節減につながりました。
40歳以上を対象とした特定健診は、4万7,892人中1万4,383人の被保険者が受診し、受診率は30.0%(前年度28.2%)にとどまりました。 なお、未受診の方に個別案内通知を発送したり、家族被保険者対象に、国保連合会登録のベテラン保健師から電話による受診案内などで受診率を上げるための対策をとりましたが、さらなる周知徹底と創意工夫が必要です。