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平成19年度予算について、第74回組合会で承認されました。
保健事業の拡充で、生活習慣病予防対策を推進します。詳細については次のとおりです。
平成19年度の事業概要
被保険者
◆平均被保険者数
建設業界では、今なお景気回復の兆しが見受けられず、組合員数は8年連続して減少の一途をたどっています。19年度の年間平均組合員数を4万6800人、家族被保険者数を6万9000人と見込みます。
保険給付と保健事業活動
◆組合員は7割給付
償還制度も継続
被用者保険や市町国保に合わせて、建設国保も昨年度から7割給付に改正しましたが、今年度も引き続き、組合員の入院・外来時、家族の入院時の一部負担金に対する償還制度を実施します。
また、昨年度導入したインフルエンザ予防接種費の補助対象を1万世帯に、集団検診の補助対象人数を7500人にそれぞれ拡大します。新たに、生活習慣病予防に着目した特定健診の補助を4500人予定しています。
今年度は、人間ドックや公的健康診査の補助申請時に、結果票を提出してもらえば、建設国保専属の保健師が保健指導や健康相談に応じます。
主な保険給付と保健事業の内容は [第1・2表]のとおりです。
【第1表】 平成19年度の主な保険給付
区 分 |
内 容 |
主
な
保
険
給
付 |
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69歳までの組合員・3歳〜69歳までの家族・・・7割給付
2歳までの家族・・・8割給付
*前期高齢者(一般所得者)・・・9割給付
*前期高齢者(一定以上所得者)・・・7割給付(※ただし、自己負担限度額に経過措置あり)
[*印は昭和7年10月1日以降に生れた70歳以上の被保険者] |
(2)療 養 費 |
先に支払い、後で申請していただくと審査で決定された金額を払い戻しします。
[給付の対象]
・旅行中の急病とか緊急やむを得ない場合で、保険証を使えなかったとき
・治療上効果があると医師が認めた場合で、「はり・灸・マッサージ」などを受けたとき
・治療上必要でコルセットなどの治療用装具を作成・装着したとき
・骨折、ねんざ等で柔道整復師の施術を受けたとき
・海外旅行中に病気やけがで治療を受けたとき(海外療養費) |
(3)高額療養費 |
法令に基づき、同じ月内で、所得に応じてそれぞれ定められた自己負担限度額を超えたときに支給します。 詳しくは「国保のしおり」10〜13頁参照。<申請要>
70歳未満の組合員及び家族被保険者で入院の場合は、「限度額適用認定証」を窓口で提示すれば、自己負担限度額のみの支払いになります。
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(4)出 産 育 児 一 時 金 |
被保険者が分べんしたとき、1児につき40万円を支給します。
・「出産育児一時金の受取代理制度」を利用した場合は、建設国保が病院などに直接40万円を限度として支払います。 ・出産費資金貸付制度を利用した場合は、出産前に28万円を貸付し、出産後に12万円を支給します。
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(5)葬 祭 費 |
被保険者が死亡したとき、組合員…6万円、家族…4万円 |
(6)傷病手当金 |
組合員が療養の給付を受け、その療養のため休業したとき
支給日額…1,500円、入院加算・・・日額2,000円
休み始めて4日目から最高40日間支給します。(入院分は最長60日間支給) |
(7)出産手当金 |
産後40日以内で、1日・・・1,500円、入院の場合は1日2,000円加算 |
(8)療 養 付 加 給 付 費
(償還払い制度) |
一部負担金に対して
組合員および家族の入院=全額(ただし、高額療養費該当分を除く)
組合員の通院 =3,000円を超えた金額
(1病院・1診療科目・月の1日から末日を単位に計算。老健対象者及び前期高齢者を除く) |
(注)老人保健対象者は、上記の(5)葬祭費と(6)傷病手当金を建設国保から支給します。
【第2表】 主な保健事業
(1)無受診世帯表彰 |
前年度の年間無受診世帯に対して、表彰と記念品贈呈をします。 |
(2)医療費通知 |
毎月の受診状況を、2ヵ月ごとにハガキで通知します。 (老人保健対象者を除く) |
(3)健康教室 |
健康に役立つ内容を各組合・支部で企画し、講師の謝礼・会場費・参加者への記念品を建設国保が負担します。 |
(4)健康づくり 支援講習会 【新 設】 |
集団検診や特定健診((8)参照)などの検診結果で、生活習慣病予備群と判明した組合員もしくは家族を対象に「健康づくり支援講習会」を実施します。(講習会の費用は、全額補助) |
(5)保養所宿泊補助 |
1泊につき組合員3,000円、家族大人2,000円、子供1,000円を年間1人2泊まで補助します。
(国保のしおり21頁参照。事前に申請要) |
(6)証交換学習会 |
11月に行う保険証更新にかかわる事務的経費の一部を負担します。 |
(7)集団検診 |
組合員は1,000円の負担で、各組合で実施する健康診断が受けられます。 |
(8)特定健診 【新 設】 |
生活習慣病予防に特定した健診補助制度を導入します。家族1人につき1,000円の負担で4,500人分を予算化します。 |
(9)人間ドック補助 |
あらかじめ建設国保に届けた場合に限り、協定料金の半額を負担します。
なお、基本コース に「脳検査」を追加する場合は、料金の半額(上限15,000円)を補助します。(組合員のみ) |
(10)公的健康診査補助 |
生活習慣病やガン検診など公的健康診査の一部負担金の領収書を添えて申請してもらうと、1人当り2,000円を限度に補助します。 |
(11)インフルエンザ
予防接種費補助 |
19年4月1日から翌年3月末日までの間に、組合員もしくは家族が事前に申込んでインフルエンザ予防接種を受けた場合、1世帯につき2,000円を限度に補助します。今年度は10,000世帯分を予算化します。
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(注)「家族」とは、組合員の世帯に属する被保険者。
医療費適正化と適用適正化対策
(1) |
交通事故などの第三者行為の調査・求償に全力を挙げ、労災事故のまぎれこみ防止、ならびに
アスベスト(石綿)による健康被害者への救済対策
で医療費の適正化を図ります。 |
(2) |
「健康づくり推進委員会」を設置し、生活習慣病予防対策について、組合員および家族被保険者の健康維持・増進のために取組みをします。 |
(3) |
厚生労働省の指導に基づき、医療費通知を年6回おこないます。 |
(4) |
レセプト点検の強化で財政効果の向上をめざします。 |
(5) |
国庫補助率の格差に伴う事務処理を厳密におこなうため、法人事業主と常時5人以上の従業員を雇用している個人事業主に周知徹底を図り、必ず健保適用除外の承認申請手続きを完了してもらうなど適用除外事業所の管理に力を注ぎます。 |
(6) |
規約に定める被保険者資格を遵守し、異職種などの対策に万全を期します。 |
その他の活動
◆保険料完納対策
組合員の協力で保険料の当月内完納を実現し、滞納による除籍等の根絶をめざします。
◆趣旨普及活動
昨年度同様、「国保だより」を年4回程度、各母体労働組合の機関紙と合わせて配布します。その他「建設国保のしおり」などパンフレットを作成配布し、制度の周知を図ります。
また、国保実務担当者研修会などで事務の効率化やレベルアップをめざします。
◆個人情報の保護
被保険者の個人情報の取扱いについて、今後も引続き、万全の体制で漏洩防止と保護に努めます。
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